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Accessについて

Access アクセスとは

AccessとWord/Excelとの決定的な違いは

Accessは使い方を覚えるだけではだめ

  • Word/Excelは使い方を覚えればワープロ的に使える様になりますが、Accessは使い方を覚えてもそれでシステム開発できる訳ではありません。

プログラミングやデータベース設計のスキルが必要

  • Accessは実用的なアプリケーションを組む為のシステム開発ツールで、プログラミングやデータベース設計のスキルが必要となります。

Accessを一言で言うと!

1. データベースを設計する <最重要>
データの持ち方、つまりテーブルのデザインを設計します。
メインメニュー画面その他フォームのボタン名と配置を決めます。
2. プログラミング技術が必要
マクロやVBAを使って、ボタンクリック時などのイベントを記述します。
その技術はネット上でも数多く紹介されています。
3. クエリーとは
クエリーの正体は広くリレーショナルデータベースで使われているSQLです。
SQLを一般向けに使いやすくしたものがクエリーで、抽出や並べ替え、関数を使った計算を行います。
4. マクロとは
マクロの正体はVBAです。
マクロもVBAを一般向けに使いやすくしたもので、登録されているアクション一覧から選んで使用します。
5. VBAで何をするのか?
VBAはその先に、また別の世界が開けていきます。
VBAでは、マクロと同じイベントを記述したり、SQLを実行したり、ADOやDAOを使って直接データベース(Accessのジェットデータベースエンジン)にアクセスします。
6. テーブル、フォーム、レポート
テーブルはデータを格納する場所の事でどんどん膨らんでいきます。
フォームは入力と出力の両方に使い、レポートは出力に使います。

Accessはどう使うのか?

  • Access(で) → データベース(を作る) → 業務のシステム化(をする)

業務のシステム化とは・・・業務をコンピューター上で管理すること

  • しかも共有サーバー上に置いて情報を共有化すること。
  • さらに情報を一元管理すること。

なぜ今、Accessなのか

Microsoft Accessの価格は25,000円程

  • あとはシステム開発費(人件費)。

自分(社内)でAccessによる業務管理システムを作れるとしたら

  • 業務内容にうまく合っていない所がある。 → 社内で修正できる。
  • 業務内容が変化していく。→ 社内で修正できる。

Accessで会社のどんな業務をシステム化するのか?

小規模システムの例としては

  • 顧客管理や商談の履歴管理
  • 社員の人事管理

大規模なシステム開発の例としては

  • 受注・発注管理システム
  • 売上げ・仕入れ管理システム
  • 原価管理システム

Accessで会社の業務をシステム化できれば、低コストで大きな効果が期待できる

  • 本格的なデータベースが構築できる割には、コストは非常に安く済む。

Accessによるシステム開発

Accessのシステム開発では何が必要か?

  • システム化しようとする業務内容を良く知る必要がある。
  • 開発システムの目的(出力内容)を明確にする。色々と欲張るのは失敗のもと。
  • 得意先や仕入先、商品や商品分類などでコード番号が無いものは、コード化する。

システムの目的を決める

  • 目的を具体的に箇条書きにしてみる。
  • ここで決めた目的に従って、これ以降のプログラム仕様を決めていく。

具体的なプログラム仕様を決める

  • メインメニュー画面(フォーム)のボタン名と配置を決める。
  • 中心となる入力画面(フォーム)のイメージを決める。
  • 検索画面(フォーム)のイメージを決める。
  • 出力帳票(レポート)のイメージを決める。

【最重要】データの持ち方(テーブルのデザイン)

入力・検索・出力画面(フォーム)デザインの決定

帳票出力(レポート)デザインの決定

Accessの欠点

  • ファイル共有型の為、ネットワークに掛かる負荷が大きい。
  • 同時に入力作業をした場合の排他処理に限界がある。


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