(注)岩水寺 「静岡大百科事典」 P188 真言宗高野山遍照院末。山号は竜宮山。本尊は薬師如来。旧浜北市根堅。726年(神亀3)行基が薬師如来の尊像一体を彫刻したのに始まる。天長年間(824〜34)火災で焼失。その後坂上田村麻呂が東征の折り、寺田200町歩を寄進、平治の頃(1159〜60)領田30町歩伽藍壮観を極め、一山みな領内であったが、故あって北条時頼のために没収されたと伝える。初め龍池院のち般若院。1454年(享徳3)現寺号に改称。境内には桜樹多く、西遠の桜の名所として、また安産祈願所として知られる。毎年2月の第三日曜日には「岩水寺星まつり」が行われる。悪い星運に巡り合わせた人には「厄徐け」を、良い人には一層の「利福」を祈願する。寺に安置される「子安地蔵尊」は安産・子育て・厄除け・開運の御利益で名高い。 (注)根堅まいり 根堅の中心部にある「岩水寺」に始まり、尾野の東ノ谷池近くの「金刀比羅神社」、宮口駅付近の「庚申寺」を経て、平口の中心部にある「不動寺」の4ヶ寺を何か事があると、家族・親類・近隣の人たちが誘いあってお参りすること。
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