(注)猿人 最古の化石人類、アフリカで発見されたアウストラロピテクス(南の猿の意)類はその一種。約400万年前に登場。脳の容積は500〜600cc程度(ゴリラと同じ)直立二足歩行し、粗雑な石器を作成した。 「必携日本史用語」 実教出版 (注)原人 ホモ・エレクトウスとも。猿人と旧人の中間の進化段階に属する化石人類の総称。約160万年前にアフリカに出現し、100万年前頃にはユーラシア大陸に進出、約20万年前まで生息した。アフリカのナリオコトメ原人・ヨーロッパのハイデルベルク原人・アジアのジャワ原人・北京原人など。人類が火を用いるのはこの段階からであるという。 「日本史小辞典」 山川出版社 300 (注)旧人 原人に続く更新世の第3間氷期から最期の氷河期にかけての人類の総称。旧西ドイツのネアンデルタール峡谷から発見されたのでネアンデルタール人の名で呼ばれる。脳容積は1,300〜1600ccで、現代人とほぼ同じ。精神生活も3明瞭になり、死者を埋葬した。 「必携日本史用語」 (注)現生人類 約3万年前に現れ現在に続く人類の総称。ホモーサピエンスーサピエンス(知の2乗)、新人ともいう。化石人骨の発見は、フランスのクロマニヨン人が最初。様々な道具をもち、洞窟絵画や彫刻を残し、呪術も発達させた。日本の浜北人・港川人などもこのグループに属するものとされる。 「必携日本史用語2」 |